ゴールドカード 上手に使えば非常に便利なクレジットカードですが、使ったあとには支払いが待っていることを忘れてはいけません。

クレジットカード利用分には、金額や支払い回数によって異なる金利が掛かります。

支払い回数によって異なる金利

クレジットカード決済をするといったんはカード会社に立て替えてもらっている状態ですので、その分の手数料として利息を支払わなくてはいけません。

ただし、支払い回数によっては、金利がゼロなので、利息が発生しません。 大抵の場合、2回払いまでなら金利はかかりませんので、現金で支払うときと同じ様にお得に支払えます。 支払い回数3回以上は、回数が増えるごとに支払利息が高くなります。

金利の上限は?

支払い回数が増えるごとに利息が高くなるといっても、貸付金利は法で上限が定められています。

クレジットカードのショッピング利用(立て替え額が10万円未満)の場合は、法で定められた金利の上限は20%ですが、カード会社では上限金利を18%と決めていることが多いです。

金利が低ければ支払う利息も少なくなりますので、金利はクレジットカードを申込むときの比較ポイントになります。

リボルビング払いの金利

分割払いでは支払い回数によって金利に変動がありますが、リボルビング払いの場合は一定金利です。

リボルビング払いは毎月の支払い額をほぼ固定にできるので、家計の管理がしやすいというメリットがあります。 一括払いで購入したものも、後からウェブサイトでリボルビング払いに変更するサービスもあります。

しかし、買い物をすればするほど元金が増えていくので、その分返済期間が長くなり、利息がかさんでしまいます。 何でもリボルビング払いにしてしまうのではなく、支払いが可能なものは金利が掛かからない一括払いにする方がお得です。

クレカを利用するという事は借金を作るという事です。 ショッピング利用後の借金返済方法は、よく理解した上で使用する必要があります。 ほとんどのクレカの返済方法はリボルビング払いですが、リボ払いにも様々な方式があります。 クレカで分割で支払う方は利用している信販会社の返済方式をよく確認する様にしましょう。

クレカを利用すると後日、その借金返済が待っているという意識を持ち、利用は最低限に控える必要があります。 決してお金が湧き出てくる魔法のカードではありません。 借金だという事を念頭に置いて、後になって返済に困ることの無い様に計画的に利用する必要があります。 そうしないと最悪の場合、借金返済ができなくて金策に苦労をすることになってしまいます。 クレカにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、どちらを利用しても借金になります。 クレジットカード=借金カードという正しい認識を持つことが必要です。

クレジットカード利用の失敗談

都内で開業し、小さな弁当屋を営んでいた60歳の知人の話です。

夫婦で店を切り盛りしてそれなりに繁盛していましたが、10万円の借家の家賃、月10万円のテナント料に加え冷蔵庫のリースなど生活すのに精一杯でした。 そんな時、彼が浮気をして奥さんにばれ「離婚するから店も閉める」となりました。

奥さんが調理をしていたので彼一人では到底店を続けることはできません。 そこで店を閉めることとなりましたが、テナントを借りている不動産から「店を取り壊し何も無い状態で引き渡すよう」言われました。

居抜きも募集したけど希望者もなく、取り壊すことにしたけれどその工事費用が300万円近くで、更に業務用冷蔵庫や調理器具のリース代金も途中解約となりその解約料を請求され、彼は浮気相手に無心したそうですがもちろん断られました。

奥さんは「私は実家に帰ります」と離婚届を置いて出て行ってしまいました。 奥さんにも浮気相手にもそっぽを向かれた彼は法テラスに行き現状を相談。 浮気相手との交際のためにクレジットカードも毎日のように利用していて、消費者金融でも借りたりしていました。

店を閉めたので収入もなく返済も不可能です。 結局店の解体費は彼の親族に借り店を取り壊したそうですが、残ったのは消費者金融とクレッジットカードの返済です。

カードはリボ払い、消費者金融も滞納しているうちあれよあれよと返済額は膨らんでいました。 借家の家賃滞納など含め借金は300万程ですが、職も住む家も失ったため生活保護を申請。

奥さんにも親戚にも愛想を尽かされ現在は生活保護を受けながら小さなアパートで1人で暮らしているそうです。 [追記]

年金の支払いをクレジットカードで

クレジットカードで買い物や支払いをするとお得なポイントが貯まります。 国民年金保険料の支払いをクレジットカードで行った場合も同様です。 一般的なクレジットカードなら、付帯サービスとして、商品と交換できるポイントが付きます。

だから、行政への納付金もクレカを使った方がお得です。 一括りにクレカのポイントと言っても還元率に違いがあります。 そのため、これからクレカを作ろうと考えているなら、利用金額当たりの付加ポイント数が多い高還元率のカードを選ぶと良いでしょう。 クレジットカードの作成時には顧客ごとに信用度が設定をされています。

この信用度によってカードのショッピング枠やキャッシング枠が決められます。 この信用度はカード作成時の審査によって決定をされますが、主に年収によって決定をされます。 その後は、カードの利用実績に応じで変化します。 よくカードを利用して、その後の借金返済でも事故を起こしていなければ、顧客が希望をすればカード枠の増額も可能です。

国民年金の納付をカードで行えば、使用実績になるので、信用力が高まります。 信販会社で決めた年間の利用額を超えるとボーナスポイントが貰えることもあります。 だから、ちょっとした買い物でもクレカを使った方が良いのです。

ただし、気を付けるべき点はクレカはタダで物を購入したり、サービスを受けることができる魔法のカードではないという事です。 クレカの使用は借金をするという事です。 一括払いの場合は、翌月、分割払いの払いは、毎月、自分が設定した銀行口座から自動引き落としで借金返済が行われます。

ポイントが貯まるからと言ってクレカを無理に使うのは本末転倒です。 年金の支払いや生活必需品の購入などどうしても必要な支払いにクレカを利用してポイントを貯めましょう。 [追記]

クレカに依存してはダメ

クレジットカードは現金を持つ必要がなく、そしてすぐに買い物の決済ができるので、ショッピングや外食、そしてネットでの買い物で利用することが多いですよね。 ネットでは、すぐに決済ができるので銀行振り込みと比較するとすぐに商品を発送してもらう事ができます。

消費税が8%という端数では、買い物をすると1円玉のおつりを良く受け取る様になりました。 その結果、現金で買い物をすると財布が1円玉で膨れ上がるのですが、カードならそのような事もありません。

良く小銭を受け取るのが嫌なので、レジの支払いで小銭を受け取らない金額を出すこともありますが、出す時に小銭をかき集めるので面倒です。 (例えば87円の買い物に対して、107円を出して、20円の受け取りますが、107円の時に7円の小銭を出すのは手間が掛かります)。

クレカが使えない様な個人が営んでいる様なお店ではクレカは残念ながら使えませんが、スーパーやコンビニなどではクレカを使うことができます。 クレカを使う時に気を付けるべき点は、大まかにVISAとJBCとMasterCardがあるという事です。

大型店では、この3種類すべてに加盟をしていますが、小さな店舗だとこの中の1つにしか加盟をしていないという事もあります。 たとえば、小さなお店ではJBCのカードで決済をしようと思ったけど、VISAしか使えなかったということがあります。

あと、よく考えるべきことはクレカは借り入れだという事です。 今は、良いけど、後日利用した分は借金返済をしなければならないという事です。 もし、分割払いにした場合には、利息分も借金返済をする必要があります。

カード利用時はお金を前借りして支払いをしているという事を忘れずに、借金の返済の事を考えて利用しなければなりません。 [追記]

軽い気持ちで作ったクレカで借金

これまで借金なんて無縁の生活をしていたのですが、あるときクレジットカード申込を勧められました。

正直必要性は感じていなかったのですが、知り合いからの勧めだったのでつい軽い気持ちで申し込んでしまったのです。 ある時凄く欲しいものがあったのですが、手元にお金がなかったので購入は一旦諦めていました。

でもふとクレジットカードの存在に気付き、恐る恐る使ってみるととても簡単に買えたのでビックリ! それからクレジットカードの便利さに気付き、これまで我慢していたものもあれこれ買うようになりました。

少額の買い物だと、サインレスでできるところもあるんですよね。 ショッピング枠を使い果たしてしまい、ついにはキャッシング機能まで手を出す始末…。 コンビニのATMでいとも簡単にキャッシングができてしまいました。

でも当然ですが、後から利息がプラスされて請求が来るんですよね。 ある時、あまりにも大きい請求がきてしまったので、そこで愕然としました。

借りたら返さなくてはいけない、これは当たり前のことなんだと! すぐに借金返済ができなかったので、恥を忍んで親に頼みこみ、その場はしのぎました。

それからというものの、怖くなってクレジットカードは使っていません。 親に立て替えてもらった分の借金返済もコツコツして、ほぼ完済です。

これからまた車や家を買うときにお金を借りる場面が出てくると思うのですが、きちんと借金返済ができるように計画するつもりでいます。 [追記]